悪の枢軸を立証する習近平・プーチン会談

台湾

台湾ボイスの皆様、こんにちは。林建良でございます。

我々は中国のことを観察する際に往々にして幾つかの間違いを起こしやすいです。一番起こしやすい間違いはまず、自分の価値観と自分の心理で中国観察してしまうこと。これは一番よく起こす間違いなんです。2番目は我々はよく、中国政府か、もしくは大手マスコミの公表した情報を元にして、それを判断してしまうこと。3番目は我々はいわゆる中国の内部情報の真偽を確かめることはできないということ。4番目は我々の合理的考えイコール中国の人民の合理的考えではないということ。それは我々はよくわからないんですね。同じ人間だから話せばわかるんじゃないかとみんな思うんですけれども、ところが中国人の心理とそれ以外の文明社会の人間の心理とはかなり違う。そしてもう一つ、中国人の心理と中国の権力者の心理もかなり違うということです。一般の人間からすれば、中国人の心理まで理解できれば、もういい方なんです。しかし、中国の権力者の心まで把握するとなると膨大な中国の歴史を読んだりするなど、かなりの訓練が必要です。中国人社会はよく理解した上でないと、なかなかそこまで踏み込めないわけです。台湾ボイスと他の媒体の違いというのはある意味で、我々は一般の日本にいるいわゆる中国ウォッチャーの見方と、ちょっと違う視点で皆さんに情報を提供するということなんです。

今回のこの習近平の御外遊は2年8カ月ぶりです。この件について、いろいろ我々にとっては中国の権力者の心理を観察する一つのいいチャンスでもあるわけです。中国はですね。9月12日の中国の外交部ですね。日本の外務省日中機構なんですけどもの発表によると、2重習近平割ですね。9月14日から16日まではまず、中央アジアのカザフスタン、それから卯月別山雲と房に訪問することになったわけです。本日、今、収録している時間は9月14日で、今日から訪問になるわけです。その訪問の目的としては9月15日と16日に続き、ベスピンで行われる上海協力機構の首脳会議に参加するということです。しかしこれはおかしいと思いませんか。なぜおかしいと言えるかというと、実は習近平の一番最後の外遊とはミャンマーでした。それはコロナの流行が始まる前、少なくともコロナの流行が公になる前の月、2010年の1月から2012年の9月の10時町にですね。2002年8ヶ月の間に習近平は実は外国に出たことがありません。たとえ中国の一部であった香港への訪問でさえも日帰りでした。2回の日帰りですね。この私6月30日に行って、また帰ってくる。4月1日の返還式典に参加して、また帰ってくる。つまり宿泊はしなかったわけです。自分の一部である香港でさえも、こんなに神経を使って2度の日帰りにするということが、習近平が外遊しないかっていう一つの答えになっているわけです。

習近平が外遊しない理由とは主に3つあるんですね。ひとつは単純にコロナが怖い。コロナに感染すると怖いから、ということで外国訪問しに行かないわけです。2番目はですね。3番目の理由とはどういう理由かというと恐らく。2020年以来は、中国はコロナを世界中に撒き散らして、ますますウイグルへの迫害、香港への迫害が非常にエスカレートしてきてる。ですからもし世界の主要国に行くと、必ずデモにあいます。そういうわけで、世界の主要の国々から歓迎されていないわけです。歓迎されてもいないのに、のこのこ外国に出ていくとデモのまめにあったりするわけです。面子がないということなんですね。独裁者ほど面子を重んじるわけですからです。歓迎されてもいないのに、出ていくっていうのは当然やりたがらないわけです。3番目の理由は一番重要な部分だと思います。それは暗殺されることを恐れているということ。外国に行って暗殺されることはあるのかと言われるんですけれども、日本に来れば日本は一生懸命彼を守るわけです。アメリカに行ってもどの国に行ってもです。しかし、アンチ習近平勢力は外国の方が行動しやすいという面もあるわけです。ですから、外国に行って外国の勢力によって暗殺されることを恐れているというよりも、外国に行って外国にいるアンチ習近平勢力に暗殺されるということを恐れているわけです。その3つの理由で彼はずっと外遊しなかったわけです。では、9月14日から16日日の間であればこの3つの理由が消えるか。もちろん、この3つの理由は国によって暗殺される危険性の高いところと暗殺される危険性の低いところとそれぞれあるんですけれども、デモに出会う可能性の高いところと絶対独裁国家に行くとデモに遭う可能性がほとんどないところ、いろいろあるわけですけれども、基本的にはデモコロナの彼にとってはコロナの危険視は一緒なんですけれども。しかしそれでも行かざるをえないという状況のもとで、彼が出ていったと判断した方がいいと思います。

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