一瞬にして台湾人の心を奪ったオレンジの悪魔

台湾

台湾ボイスの皆様こんにちは。林建良でございます。

台湾の国慶節の主役は誰かと言えば、1番優等生的な答えとしては、もちろんそれは台湾の国民でしょう。もしくは、演説する台湾の総統であるという答えですが、確かに建前としてはそうです。今までは、その答えが正しかったのですけど、ただし、今年はちょっと違います。どこが違うかというと、その注目度です。今年の台湾の国慶節10月10日、いわゆる建国記念日は、もちろん蔡英文総統のスピーチが世界中に注目されているのですが、それは台湾の総統が出した一つのメッセージとして注目されています。しかし、台湾の内部では今回の国慶節の1番の話題は、何かと言えば、それは日本からやってきた京都の高校生たちです。それは京都の橘高校の吹奏楽部のマーチングバンドでした。今まで台湾の国慶節は、総統のスピーチの後は何かパフォーマンスをやるわけです。そのパフォーマンスは、今までずっと台湾の団体がやってきました。外国の団体を招待して演出させるということはかつてなかったのです。ところが、今年は初めて京都の橘高校のマーチングバンド、いわゆる「オレンジの悪魔」が招待されました。この生徒たちは総数88名で女子生徒が多いのですが男子生徒もその中に入っています。彼らの演出は台湾人にとって、非常に驚くものでした。どこが驚いたかというと、このパフォーマンスは楽器ですが、マーチングバンドですから重い楽器を背負って演奏しながら走ったり、踊ったりするのです。しかも、隊形の変換を頻繁にします。それが一糸乱れぬ変換は非常に整然としていて、しかも非常にスピードの速い躍動感のある演出が台湾人には、かなり感動を与えました。実はこの演出は、全部で15分間ですけど、その15分間の演出の後に蔡英文総統も含めて、政府の要員たちが全員総立ちをして拍手を送ったのです。もちろん、その場にいた台湾人観客たちも、かなりの歓声を上げました。おそらく、この高校生たちの演出は台湾人から見れば、非常に今まで経験したことのない躍動感のある演出だけではなく、終始笑顔で演出していたのです。この感動は、かなり台湾人からすれば今までかつて経験したことのない感動でした。

この高校生たちは10月の5日に台湾に入って、最終的に10月10日の演出だったのですが、台湾では、その時点ではまだ隔離政策は開放されていませんでした。台湾に入国して隔離の必要がなくなるのは10月13日からだったのです。10月5日に入国した際には3日間の隔離が必要となります。その3日間の隔離後に練習や、現地の高校生たちとの交流など、ハードスケジュールの中で、この高校生たちは自由に台湾で買い物とか観光に行って遊んだりする暇は全くありません。全て団体行動です。このようなハードスケジュールの中に、実は彼らにアレンジされた二つの計画ありました。

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