江沢民写真で分かるもの

台湾

台湾ボイスの皆様、こんにちは、林建良でございます。

中国を観測する際には、実は非常に気をつけなければいけないことが幾つかがあります。なぜかというと、中国は非常に不透明な国なので、基本的には公開している情報はほとんど嘘です。ですから中国政府の公開している情報を鵜呑みをしてはいけません。言論統制が厳しく、中の情報が外に伝わるということは非常に難しいです。中国が非常に遠い、小さな国であれば影響力がないから、そのまま放っておけばいいのですが、残念ながら中国は大きくて我々に近い国です。情報は非常に入手しにくいけれども、あらゆる手法で中国の真実を探らなければいけません。そのためにどうすればいいか。習近平派、アンチ習近平派などがそれぞれ自分に有利になるようにわざと情報を漏らしたりするわけです。それによって世論操作をしたりして情報操作したりするわけです。内部闘争の力になったり、あるいは反対派に打撃を与えたりするわけです。だから、我々が中国の情報を観察する際にはまず、この情報の真実性を確かめなければいけません。彼らはこのことによって一体どんなメッセージを出したいのかを見極めることが必要です。それからそのメッセージによって、一体どんな影響が出てくるか、それも我々は考えないといけないのです。

一番最近のそれと関係する江沢民の2枚の写真を例として、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。10月2日、江沢民の96歳の誕生日の写真が中国のネットに出回りました。瞬く間に世界に広がって、世界中の中国ウォッチャーがこの写真に何らかのメッセージがあるかどうか、いろいろな推測をしています。この2枚の写真は江沢民の96歳の誕生日の記念写真です。96歳の誕生日の記念写真がなぜ今になって出てきたのか。江沢民の誕生日は10月2日ではなくて、8月17日なんです。8月17日に撮った誕生日の写真が10月2日にわざとリークされているということは何らかの意図があると考えた方がいいでしょう。その前に中国情報を観察する際に、一番大切なことはこれは本物かどうか、真実であるかどうか。これが一番大切です。真実であるか100%確定できないけれども、おそらく真実であろうと100%の真実、あるいは真実に近いものに基づいて情報分析をしなければいけないと思います。まずこの10月2日に出た写真が本物であるかどうか真実の部分を見てみたいと思います。絶対真実である部分は「この2枚の写真が出ている」ということ。もちろんこの写真そのものが本物かどうかは別です。場合によって、これは8月17日に撮った写真じゃないかもしれません。現在の技術で合成写真、最初から偽物という可能性もあります。ですから写真が本物かどうかよりは、この2枚の写真が出たということが100%の真実です。そしてこの2枚の写真が出た後、10月2日に中国国内でも世界中の中国ウォッチャーの中でも非常に関心が集まっています。これも真実です。この写真に江沢民が載っているということは、江沢民はおそらく生きているということ。なぜかと言うと、もしこの写真が出ると、本人がもう死んじゃっているという場合は、親族や周りの人間がこれが出れば否定するわけです。あるいはアンチ江沢民の人間は大昔から寝たきりだよと、これを否定するわけです。ではこの写真は江沢民本人であるかどうか。合成写真で昔の写真を貼り付けるという可能性もないわけではないけれども、全世界に公開して、今の現代の技術であれば、この写真は本物であるかどうかはすぐに判別できるはずです。偽造写真であればいろいろな破綻が出てくるわけです。こ江沢民が最後に公の場に出たのは2019年の10月1日です。中国の建国70周年の記念日で天安門広場に出ました。その3年前の写真と比べれば明らかに今回の写真の方が若いとかです。そうするとこれは偽物の可能性が高いわけです。3年前の写真と比べれば、それなりに90代の老人になってるから、これは基本的には恐らく真実であろうということです。少なくともこの写真の中で分かったのは江沢民はまだ生きてるということです。死んだというわけではないです。

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