中国報道官「山東餃子店があるから台湾は中国の一部」は真面目な発言

台湾

台湾ボイスの皆様こんにちは。林建良でございます。

8月7日に中国の外交部の報道官である華春瑩(かしゅんえい)が自分のTwitterで以下のように書き込みました。彼女は台北市に山東餃子が38店舗、山西麺が67店舗あるから台湾は中国の一部であると言ったのです。なぜなら人間の舌は誤魔化せないからであると述べています。台湾はまるで迷子になったような子供で、いずれ家に戻るのであろうと書かれていました。このTwitterが公開されると世界中で騒然となって、もしこの理屈が成り立つのであれば中国はケンタッキーの一部ということにもなります。アメリカの元国務省のスポーツウーマンが同じような事をTwitterに皮肉を書いていました。

実は台湾の中でもこの件について反論しており、台北市の中に寿司屋と居酒屋がもっと沢山あるということから台湾が日本の一部なのかということになってしまいます。この華春瑩の発言が果たして、これをただの思いつきでジョークなのか、そしてそれが笑い者なのかと考えられます。実は同じような発言をもう1人いて、8月3日に中国の中フランス大使がフランスのBFMのテレビインタビューを受けて「台湾の内部では確かに中国と統一することを拒否する人がいるが、もし中国が台湾を統一(併合)したら、今度この人たちを再教育する」という発言を受けてヨーロッパ全体、世界全体が騒然となったわけです。なぜならこの発想そのものが台湾人を再教育というのは、まるで今中国がウイグルでやっているようなことと全く同じではないでしょうか。ウイグルにあるウイグル人の強制収容所は中国側の言い分からすれば、それは強制収容所ではなく、あくまでも再教育であると言っています。つまり再教育の名のもとに作られた牢屋です。もう犯人扱いであり、犯罪者でも刑務所に入れられたら罰を与えるのと同時に再教育をするという意味があります。だから刑務所では、必ず犯罪者を構成するという意味=新たにするという意味で再教育するのです。このフランスの中国大使の盧沙野(ろさや)という人間は「台湾を再教育して全ての台湾人が中国愛するような愛国者にする」と言ったのは、まさに西側陣営のタブーを犯すような発言です。

この華春瑩と盧沙野の両名は全くの世間知らずの素人なのかというと実はそうではありません。この2人とも極めて優秀な外交官です。2人とも大学時代に非常に良い成績で、そして大学卒業してからすぐに中国の外交部に入って、中国の外交官訓練を1から受けた人間です。ある意味で中国の外交官の中のエリートだと言えます。中国の外交官は大したことないと思われるかもしれませんが。そうではありません。中国は外交においては世界一と言ってもいいです。なぜなら

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