台湾の全民防衛・民間に30万のスナイパーと300万の黒熊勇士を養成

台湾

台湾ボイスの皆様、こんにちは。林建良でございます。

今日は本題に入る前にもう一度、一つの言葉を皆さんに示したいと思います。これは台湾ボイスで何度も言った言葉ですが、ラテン語で“Si vis pacem, para bellum”。どういう意味かというと「平和を望むなら戦争を準備せよ」ということです。siとはifっていう意味です。visとはwishという意味、pacemというのはpeaceです。paraはprepareという意味で、bellumとはwarです。逆のことも言えます。もしあなたが戦争を望むなら平和だけを準備していればいいよっていうこと。それも成り立つんです。我々の日本の戦後の平和は平和憲法に保たれてきたという人はいっぱいいます。マスコミも学者も一般人も平和憲法があるからこそ、日本は平和だと考えている人がたくさんいます。平和憲法がなくなったら、日本は戦争の危機に瀕するか、戦争に巻き込まれるという説が結構今の日本ではまかり通っています。しかし、これを言う人は二種類しかいないで。一種類は無知、もう1種類は邪悪です。もし我が家はこの戸締まりもしない、泥棒に優しく、入りやすいように環境を整える、しかも我々が実は泥棒親善協会の一員だと泥棒と平和的になっていくことになる。となると我が家はただの無知、ただの馬鹿なんです。泥棒はこれを見て非常に喜ぶんですけれども、我が家は必ず被害をこうむるわけです。しかし、しかし隣りの人たちが、親善友好の方がいいですよ、戸締りをしない方がいいですよと、泥棒を怒らせてはいけないよともしそう言ったとすれば、その隣人はとても邪悪な人間です。日本の平和憲法は、基本的には善意の元でできたものです。要は日本民族が再び復興できないようにさせるためにできた憲法なんです。しかしその後、アメリカの態度はかなり変わってきた。今日本にどうしてもこの平和憲法を守らせたい国はみんな日本に悪意を持っている国なんです「日本国憲法があるから日本は平和」という考えがあるとすれば、これは無知か邪悪です。ウサギが「私は平和主義だから絶対に喧嘩しない。だからオオカミとも平和共存できる」と思っていたら、恐らく1日も生きることができないでしょう。オオカミはウサギのことをどう考えているかと言うと、たった一つなんです。焼いて食べるか、煮て食べるか頭から食べるか、しっぽから食べるか、だけなんです。食べない選択肢はありません。しかし、戦後の日本は世界中はディズニーランドのように考えているんです。有名な国立大学の学者も含めて、みんな和気藹々、友好でやって行けると思っている。まさに戦後の日本とはこの言葉とは逆のでSi vis bellum, para pacemということです。つまり、日本は常に平和を意識しているんですけれども、実は戦争を招く準備をしているということです。

ウクライナと同じ危険な状態になっているのは、それは実は台湾です。つまり、ウクライナ以外で一番戦争になりやすいところは、実は台湾です。2020年以来、中国の軍用機や軍艦が毎日のように台湾に威嚇してきたわけけです。だから2001年から台湾では政府・民間共に全民防衛を求める声が広がってきています。政府は実は2012年の1月1日に全民防衛動員署というのを設立しました。しかし、政府の全民防衛動員署の機能は主に民間にある予備軍人の動員と訓練なんです。純粋な民間=現役軍人でも予備軍人でもない民間の力がかなり重要なんです。民間の力がどのぐらい重要かといえば第二次世界大戦のときにの例を見れば分かります。第二次世界大戦の時、ヨーロッパ大陸はナチスドイツの侵略によって非常に短期間で陥落してしまったんです。ヨーロッパ戦線の最前線はイギリス海峡になってしまったのでドイツ軍は毎日イギリスを爆撃しました。その爆撃はなんと8か月にも及日ました。8ヶ月間ずっと打撃し続けたわけです。その間にイギリスの民間人は4万人も犠牲になって、10万棟の家屋が倒壊してしまったんです。しかし、イギリスはこれで降伏したかといえば、そうではなかったんです。イギリスはなぜナチスドイツに勝利したのか。もちろんこれはアメリカの参戦もかなり大きな要素、一番重要な要素かもしれません。しかし同じアメリカの参戦があってもフランスというのは早々と降伏したわけです。つまり、イギリスは降伏しなかったという点が非常に大きかったんです。なぜイギリスが降伏しなかったかというと、アメリカ参戦前にイギリスは対ドイツ戦争の全民防衛態勢を築いたからです。イギリスの男も女も、そして年寄りまで皆一丸となってドイツと戦いました。全員が銃を持って戦場に出たということでしょうか。そんなことないですね。戦うことの一番大切な部分は怪我人への救助・看護、避難への誘導。それから、その宣伝戦への協力。つまり、その時はやはりドイツは色々な宣伝戦を仕掛けてくるわけです。これは嘘だよとかこれは本当だとかですね。通信への協力、それから普通の生産活動。要は、全て勝ち抜くために一丸となって戦っていくっていう姿勢がとても大切です。

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