看板しか残っていないOne China Policy

台湾

この世の中にですね。「林建良」という人がいまして、この人はですね。人と付き合う前に、必ず一つのことを相手に強制するわけですね。どういうことを相手に強制するかっていうとですね。この人は必ずもし俺と付き合うならですね。「One林建良」原則、一人の林建良原則を守れと言うんですね。普通の人間だったらちょっとびっくりするんですけれども、しかし、この人は真面目にそう言ってるんですね。
では、「One林建良」原則とは何か。一人の林建良原則とは何か。一人の林建良原則とはですね。真面目な顔をしてですね。「この世の中に林建良は一人だけである」と言うことなんです。別に当たり前じゃないんですかと、みんな思うでしょうけれども、なぜこういうことをわざわざ言わなきゃできないかと。
しかしその後まであるんです。林建良のお家の世帯主は林建良であると、これも別にわざわざ言う必要はないんですけれども、まあ真面目にそう言ってるんですから。はい分かったと、そして隣の人も林建良の一部であることを認めろっていうことで、さすがこの3点目はあれですね。どうしても飲めないということで、でも「ひとりの林建良」を原則を守らないと、もう付き合わないということ。余りにも強硬的にやってくるわけですから。だから普通の人間はちょっとごまかしをして、まあそれなら私は一人の林建良「政策」を守るから付き合いましょうということになります。「一人の林建良政策」とは、世の中に林建良は一人であると、林建良一人は林建良原則と同じでしょうね。そして、林建良のお家の世帯主も林建良であると。これはもう全く異存がない。しかし、我々が認めているのはですね。林建良の手も足も林建良の一部であると。当たり前と言えば当たり前なんですけども、そこまで言わないとちょっとその林建良がつき合ってくれない。
しかし、隣の人も、林建良の一部であるという、林建良の主張はですね。まあ、とりあえず聞いてやると。それで収まっているわけですね。それで初めてじゃあ、林建良と付き合うことになるんですね。
ですから、世の中には林建良が主張する「One 林建良 principle」=林建良原則と、林建良と付き合いたい人間が、「One China Policy」=林建良政策の2つがあります。これが今の中国の現状なんです。

今の中国は、どんな国と付き合う前にもですね。必ず一つの中国の原則を守れと、この一つの中国の原則を守らないともう付き合わないと。対して日本もアメリカもカナダもですね。あ、お前の言ってることは分かったと理解して尊重してあげると。しかし我々が持っているのは、一つの中国政策、つまりOne China Policyですね。本来はこういうOne China Policyとかですね。One China principleはみんなおかしいんですよ。
なぜかって言うとですね。例えば、日本と他の国と付き合う場合はですね。一つの日本政策あるいは一つの日本原則を認めようと、東京も日本の一部であると、埼玉も日本の一部である。九州も日本の一部であると全て羅列してですね。相手が認めてくれなければ付き合わないとこれはですね。逆にここまでしつこく言うと、周りの国からにすれば、本当に九州は日本の一部なのかとと疑ってくるわけですね。
ですから、一つの中国原則というのは、中国の言い分としては、中国は一つであると、中華民人民共和国は中国の唯一の合法的政権であると、ここまでみんな異存はないですね。しかし、台湾も中国の一部であるとわざわざ入れて、それが一つの中国原則なんですね。ですから、本当にもともと自分の一部であれば、そもそも言う必要ないですね。北京も中国の一部であると強調しなくても、みんなわかっているわけですから。台湾も中国の一部であるとわざわざ強調しなければいけないような場合であれば、まあ、おのずから台湾は実は中国の一部ではないと言っているようなことなんですけれども、しかし、中国の理屈はそうじゃないですね。「認めろ認めろ認めろ」ということだけなんです。
そうするとですね。全世界では、一つの中国の政策、One China Policyを持って対応するんですけれども、One China Policyとはなにか?実は世界それぞれの国に別々の解釈があるんですね。「中国は確かに一つである。終わり!」そういう国もあれば、「中国は確かに一つであり、中華人民共和国はその唯一の合法的政権である」と、実は中華人民共和国は唯一の合法的政権という強調すること自体が別の政権が存在するとほのめかしているようなことなんですけども。
まあでも中国はそういうこともお構いなしです。そういうふうに押し付けてくるわけですから。だからそこまでは認める。しかし、その後の部分は決して認めないというのは、世界各国のスタンスなんですね。ところが、中国は、よくこういうトリックを使って、一つの中国の「政策」を、一つの中国の「原則」にすりかえるようにしたりするわけです。アメリカも日本もカナダも世界の国々全ての国々が、実は一つの中国の「原則」を認めていないです。認めている国もあるんですけれども、しかし、主要民主国家は認めていないのです。認めていないにもかかわらず、中国は、認めていると宣伝するわけです。だから一般の人間からすればあれですね。One China Policy(一つの中国政策)とOne China principle(一つの中国原則)もみんなわからないんですよ。みんなどこが違うとかですね。わからないんですね。だからここでもう一度整理してみます。

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